2025.05.30 貝塚・泉佐野エリアで犬や猫の歯科治療【歯周病予防・歯石除去】
犬や猫の歯の健康は、単に口の中の問題にとどまりません。歯周病や歯石が進行すると、口腔内の炎症が広がり、細菌が血流を通じて全身に影響を及ぼす可能性があります。特に心臓や腎臓などの臓器に悪影響を及ぼすことがあり、早期の対策が求められます。
また、犬や猫の歯科治療は一般的な診療とは異なり、専門的な知識と技術が必要です。人間のように自ら歯を磨くことができないため、飼い主様の適切なケアと専門的な治療が不可欠です。当院では、歯科治療に特化した診療を行い、大切な家族である犬や猫の健康を守るお手伝いをしております。
今回は犬や猫の歯科治療について、症状や治療法、ケア方法などを詳しく解説します。
■目次
1.犬や猫の歯科疾患で多い症状とは?
2.貝塚・泉佐野エリアで歯科治療を行うなら当院「クローバー動物病院」へ
3.動物病院での歯科治療の流れ
4.ご自宅でできる歯のケア方法
5.動物歯科治療のよくある質問
6.まとめ
犬や猫の歯科疾患で多い症状とは?
犬や猫によく見られる歯科疾患として、歯周病と歯石が挙げられます。これらの疾患は放置すると症状が進行し、重篤な健康問題につながるため、早期発見と治療が重要です。
<歯周病>
歯と歯茎の間に細菌が繁殖し、炎症を引き起こす病気です。主な症状として、歯茎の赤みや腫れ、出血、口臭の悪化などが挙げられます。さらに進行すると、歯がぐらつき、最終的には抜け落ちてしまうこともあります。
<歯石>
食べかすや細菌が固まり、石のように硬くなったものです。これが歯に付着すると歯周病の原因となり、放置すると歯茎が炎症を起こし、痛みや強い口臭を引き起こします。歯石は自然には取れないため、専門的な処置が必要になります。
■飼い主様が気づきやすい初期症状
<口臭の悪化>
口から強い臭いを発する場合は要注意です。
<食欲の低下>
硬いものを避けたり、ごはんを残したりするようになることがあります。
<よだれが増える>
普段よりもよだれの量が多くなることがあります。
<顔を触られるのを嫌がる>
痛みや不快感から、口周りに触れられるのを避ける場合があります。
こうした症状が見られたら、早めに動物病院を受診することが大切です。早期治療により、犬や猫の負担を最小限に抑えることができます。
貝塚・泉佐野エリアで歯科治療を行うなら当院「クローバー動物病院」へ
クローバー動物病院は、貝塚・泉佐野エリアにある地域密着型の動物病院です。多くの飼い主様から信頼をいただき、犬や猫の歯科治療にも力を入れています。
<通いやすさと柔軟な診療時間>
当院はアクセスしやすい立地にあり、診療時間も柔軟に設定しております。さらに、駐車場も完備しているため、お車でのご来院にも便利です。
<予防歯科と定期検診への取り組み>
歯科疾患の多くは、予防と早期発見によって防ぐことができます。当院では、定期的な歯科検診を推奨し、歯周病や歯石が進行する前に適切なケアを提供しています。特に高齢の犬や猫は、歯のトラブルが起こりやすいため、定期的な口腔チェックをおすすめしております。
動物病院での歯科治療の流れ
当院では、以下のような流れで歯科治療を行っています。
① 初診と診断
まず、犬や猫の口の中を詳しくチェックします。必要に応じてレントゲン検査を行い、歯や歯茎の状態を確認します。その後、治療計画をご提案し、飼い主様にご納得いただいた上で治療を進めていきます。
② スケーリング(歯石除去)
スケーリングとは、専用の超音波スケーラーを用いて歯石を除去する処置です。歯の表面だけでなく、歯茎の中に隠れた歯石も取り除くことで、口臭や歯周病の進行を防ぎます。施術は全身麻酔下で行うため、動物にとってストレスの少ない方法です。
③ 麻酔の安全性について
「麻酔が心配」という飼い主様も多いかと思います。当院では、最新の設備と技術を用いて麻酔のリスクを最小限に抑えています。事前に血液検査などを行い、犬や猫の健康状態を確認したうえで麻酔を実施するため、安全性を確保しています。
④ アフターケア
治療後は、再発防止のためのホームケアについて詳しくご説明します。また、必要に応じて定期的なフォローアップ検診をおすすめしております。
ご自宅でできる歯のケア方法
日々のお手入れも、犬や猫の歯の健康を守るためには欠かせません。
<歯磨きの重要性と正しい方法>
最も効果的なケアはブラッシングです。ただし、いきなり歯磨きを始めると嫌がることが多いため、少しずつ慣れさせることが大切です。まずは、ガーゼなどで軽く口元や歯茎に触れる練習から始めましょう。慣れてきたら、犬猫専用の柔らかいブラシと歯磨き粉を使用し、優しく磨いてあげると良いでしょう。
<おすすめのデンタルグッズ>
デンタルガムや、噛むことで歯垢を除去できるおもちゃも併用すると、歯の健康維持に役立ちます。ただし、これらはあくまで補助的なものなので、定期的なブラッシングと組み合わせることが大切です。
動物歯科治療のよくある質問
Q:麻酔のリスクが心配です。
A:当院では、事前に血液検査や健康診断を実施し、リスクを最小限に抑える対策を行っております。高齢の犬や猫にも対応可能な麻酔技術を導入しているため、安心してご相談ください。
Q:アフターケアについて知りたいです。
A:治療後の再発防止のため、ご自宅でのケア方法をご案内しております。歯磨きのコツやデンタルグッズの活用法など、飼い主様のライフスタイルに合わせたアドバイスをさせていただきます。
まとめ
犬や猫の歯の健康は、全身の健康にも大きく影響します。特に、歯周病や歯石は進行すると重篤な疾患の原因にもなるため、予防と早期治療が重要です。
当院では、貝塚・泉佐野エリアの皆様に信頼される動物病院として、大切なご家族の健康維持をサポートしております。お口の健康に関するご相談は、ぜひ当院までお気軽にお問い合わせください。
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