2025.05.28 犬のノミ・ダニ対策について|通年して1年中安心!
愛犬が「しきりに体をかいている」「散歩の後に体をチェックしたら、何か黒い点が…」といった経験をしたことはありませんか?
ノミ・ダニ(マダニ)は、犬の皮膚に寄生し、かゆみや皮膚炎を引き起こすだけでなく、感染症を媒介する危険な寄生虫です。
ノミ・ダニ対策の重要性は理解していても、「毎月の予防が面倒」「うっかり忘れてしまう」「どの薬を使えばいいのかわからない」と悩む飼い主様も多いのではないでしょうか?
また、従来の予防法には効果の持続期間や使いやすさに課題があり、継続が難しいと感じることもあるでしょう。
今回は犬のノミ・ダニ対策について、基本的な知識や予防の重要性、そして獣医師が推奨する効果的な対策になどを詳しく解説します。
■目次
1.ノミ・ダニって何?犬の目に見えない敵
2.感染経路と繁殖しやすい環境
3.クレデリオの特徴と選ばれる理由
4.年中予防の重要性
5.ノミ・ダニ予防薬の正しい使い方
6.まとめ
ノミ・ダニって何?犬の目に見えない敵
ノミ・ダニは、犬の体に寄生し、血を吸って生きる外部寄生虫です。体が小さく、毛の中に隠れて見えにくいため、気づかないうちに寄生されていることもあります。
<ノミとは?>
・体長約1~3mmの昆虫で、犬の皮膚に飛び移って寄生
・1匹のノミが1日に50個以上の卵を産み、爆発的に繁殖
・かゆみ、皮膚炎、アレルギー反応を引き起こす
・瓜実条虫(サナダムシ)などの寄生虫を媒介
<ダニ(マダニ)とは?>
・体長約2~5mmで、草むらや公園などに生息
・皮膚に食い込み、長時間血を吸い続ける
・ライム病、バベシア症などの感染症を媒介
・ダニは完全に取り除かないと、頭部が皮膚内に残り炎症を起こす可能性もある
感染経路と繁殖しやすい環境
ノミ・ダニは、他の動物や環境を通じて感染します。特に以下のような場所では注意が必要です。
ノミ・ダニは特に高温多湿の時期に活動が活発になりますが、暖房の効いた室内では冬でも生き延びるため、通年での予防が必要です。
クレデリオの特徴と選ばれる理由
ノミ・ダニ対策にはさまざまな方法がありますが、最近では獣医師が推奨する「クレデリオ」が注目されています。
従来の予防薬には、スポットタイプや首輪タイプがありましたが、薬剤の塗布後に毛がベタついたり、投与部位を触らないようにしたりする必要があるといったデメリットがありました。しかし、クレデリオは経口タイプのタブレットで、こうしたデメリットを解消します。
<クレデリオの主な特徴>
・月に1回の投与で確実に予防(効果の持続期間が長い)
・ビーフフレーバーのタブレットで食べやすい(犬が嫌がらずに飲める)
・速効性が高く、投与後すぐにノミ・ダニを駆除
・獣医師が推奨する高い安全性
また、クレデリオは「効果がしっかり続く」「投与の手間が少ない」「犬が嫌がらずに飲める」という点で、多くの飼い主様に選ばれています。
年中予防の重要性
ノミ・ダニは「夏だけ対策すればいい」と思っていませんか?実は、ノミ・ダニは季節を問わず活動するため、1年中予防が必要です。
<季節を問わないノミ・ダニの脅威>
・冬でも屋内でノミが繁殖することがある(暖房の影響で生存)
・マダニは気温が10℃以上になると活発化(秋冬でも油断できない)
・1度寄生されると、駆除が大変(家庭内に卵をばらまいてしまう)
<予防しないリスク>
ノミ・ダニに寄生されると、以下のような健康リスクがあります。
・かゆみや皮膚炎、アレルギー反応
・バベシア症などの重篤な感染症(命に関わることもある)
・貧血や衰弱(大量の血を吸われると危険)
一度ノミ・ダニに感染すると完治が難しい病気もあるため、予防が最も重要です。
ノミ・ダニ予防薬の正しい使い方
ノミ・ダニ予防薬の正しい使い方を知っておきましょう。
<投与量の決め方>
犬の体重に応じた適切な投与量を守ることが大切です。体重が増減した場合は、獣医師に相談しましょう。
<投与のタイミング>
クレデリオは月に1回、同じ日に投与することで安定した効果を発揮します。飲ませ忘れに注意しましょう。
<注意点や副作用への対処法>
投与後に下痢や嘔吐が見られた場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。また、妊娠中・授乳中の犬には必ず獣医師の指示を仰ぎましょう。
ノミ・ダニ予防薬は正しく使用することで、最大限の効果を発揮し、愛犬の健康を守ることができます。
まとめ
ノミ・ダニは、犬の健康を脅かす厄介な寄生虫ですが、適切な予防を行うことで確実に防ぐことができます。特にノミ・ダニは季節を問わず活動し、皮膚炎や感染症の原因となるため、年中予防を続けることが重要です。
近年では、経口タイプの予防薬「クレデリオ」が注目されており、持続性や安全性、使いやすさの面から多くの飼い主様に選ばれています。タブレットタイプのため、投与の手間が少なく、犬もストレスなく予防が続けられるのが特徴です。
また、ノミ・ダニ対策は一度きりではなく、継続することが大切です。月に1回の投与を忘れずに行い、愛犬が常に快適に過ごせる環境を整えましょう。もし投与後に異常を感じた場合は、すぐに獣医師に相談することが大切です。
愛犬が快適に過ごせるよう、1年を通してノミ・ダニ対策を徹底しましょう。
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