2025.01.27 動物病院の往診サービス|実施内容や準備から当日の流れを解説
大切な愛犬や愛猫が体調を崩したり、高齢で通院が難しくなったりすると、動物病院の往診サービスが頼もしい存在になりますよね。往診サービスは、犬や猫が慣れた環境である自宅で診察を受けられるため、ストレスを軽減し、安心して治療を受けることができます。
今回は動物病院の往診サービスについて、実施内容や準備、当日の流れなどを詳しく解説します。
■目次
1.往診が必要となるケース
2.往診でできる診察・処置
3.往診の流れと準備について
4.まとめ
往診が必要となるケース
動物病院の往診サービスが必要となるケースは多岐にわたりますが、主に以下が挙げられます。
<高齢の場合>
高齢の犬や猫は、病院までの移動が負担になることがあります。特に寝たきりの状態や関節炎、心臓病などの慢性的な病気を抱えている場合、外出がストレスや負担になることが少なくありません。自宅での診察は犬や猫がリラックスできる環境を提供し、飼い主様も安心して治療を受けさせることができます。
<重症の場合>
急な体調不良や重症の病気の場合、動物病院までの移動が難しいことがあります。往診サービスを利用することで、迅速に診察を受けることができます。例えば、呼吸困難や激しい痛みを伴う症状がある場合、往診は非常に有効です。
<通院困難な場合>
飼い主様の事情で動物病院への通院が難しい場合もあります。例えば、車がない、交通手段が限られている、仕事が忙しいなどの理由です。特に、複数の犬や猫を飼っている場合、一度に全員を連れて行くのは困難です。そういった場合にも往診を使うことができます。
往診でできる診察・処置
動物病院の往診サービスでは、以下のような自宅でも可能な幅広い診察や処置を受けることができます。ただし、一部の検査や治療は動物病院の設備が必要になる場合もあるため、事前に内容を確認しておくことが重要です。
<一般診察>
健康チェックや病気の診断、予防接種などが実施できます。定期的な健康診断は、病気の早期発見に役立ちます。
<血液検査>
簡易的な血液検査を行い、健康状態を確認します。血液検査は、内臓の機能や感染症の有無を調べるのに重要です。
<投薬>
必要な薬の処方や投薬指導を行います。薬の飲ませ方や注意点についても詳しく説明します。
<軽度の処置>
簡単な外傷の処置や爪切り、耳掃除などを行うことができます。寝たきりの犬や猫のケアとして、ざ瘡の処置なども行います。
ただし、重要な処置や手術が必要な場合は、動物病院での診察が必要になることもあります。その際は、往診の獣医師が適切な対応を案内します。例えば、レントゲン検査が必要な脱臼や骨折などの病気、腫瘍の摘出などの大きな手術は、設備の整った動物病院での治療が必要です。
往診の流れと準備について
動物病院の往診サービスを利用する際の流れと準備について、以下の通りです。
①予約
まずは動物病院に電話で予約をします。愛犬や愛猫の状態や希望する日時を伝えましょう。予約時には、症状や過去の病歴についても詳しく伝えるとスムーズです。
②確認連絡
予約が確定すると、動物病院から確認の連絡があり、往診の詳細や注意事項が伝えられます。確認連絡では、診察に必要な道具や準備物についても説明があります。
③準備
往診当日までに、愛犬や愛猫の健康記録や薬のリストを用意しましょう。別の病院からの診断書や過去の病気の記録、今飲んでいるお薬があればまとめておきましょう。
次に診察場所を確保します。暗いと検査や処置がやりにくいことがあるため、明るくて、犬や猫がリラックスできる場所がお勧めです。最後に、好みのおやつやおもちゃを用意しておき、診察がスムーズに行くように活用しましょう。
④往診当日
獣医師が自宅に訪問し、診察や処置を行います。飼い主様は愛犬や愛猫のそばで安心させてあげましょう。診察後は、必要な薬の説明や今後のケアについても詳しく説明があります。
まとめ
動物病院の往診サービスは、犬や猫と飼い主様にとって多くのメリットがあります。往診サービスは高齢や重症、通院が難しい場合など、さまざまなケースで利用できるため、ぜひ検討してみてください。
また、往診でできる診察や処置も幅広く、安心して利用できます。通院に困っている飼い主様は地域で往診してくれる動物病院を探してみましょう。
大阪府貝塚市の動物病院「クローバー動物病院」
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